シャツ一枚にも「接する相手に好印象を与えるデザイン」があることをご存知ですか?着る方の好みやトレンドの変化などによってスタイリングにも大なり小なり変化がありますが、基本のスタイリングポイントを踏まえておくことが大切です。


◆PLACKET(前立て)◆                                                         シャツの「前立て」とは、前開きの上前(シャツ

を閉じたときに上側にくる方)にある、折り返しや別布で施された装飾のことを指します。本来は補強の意味を持っていたようですが、今となっては単なる装飾と捉え、おしゃれなシャツのポイントの一つとなっています。普段見る前立てには大きく2つあります。

【表前立て】                                                   上前を表側に折り返したり、別布(共地の場合が多)を縫い合わせたもの。3.3cm~3.6cm幅が一般的ですが、2.5cm程度の細いものを選ぶことでモードな雰囲気を作ることができる。                               【裏前立て】                                                                                   裏側に折り返されるため、装飾的要素はなくプレーンな印象なもの。

スーツスタイルの場合には、裏前立てを選ぶことをお勧めします。また、胸ポケットは付けずにスッキリさせることがポイント。カジュアルスタイルの場合は表前立てで胸ポケット付きが一般的ですが、これよりスポーティーなイメージのアメリカンテイストになります。同じカジュアルスタイルでもエレガントなヨーロッパテイストを好む場合は、ドレス仕立ての裏前立て、胸ポケットなしが最も正統で、スッキリとスマートな印象を与えてくれます。


前立てひとつでも、その人のスーツやシャツの知識量やスタイリングセンスが表れてしまいがち。当店では、お客様のご希望や好みのスタイル、スーツやシャツに関する何気ない疑問や不安な点など、会話を楽しみながらお話伺います。ご相談やご自身の体型の採寸だけでも、気兼ねなくご来店ください。

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