シャツ一枚にも「接する相手に好印象を与えるデザイン」があることをご存知ですか?着る方の好みやトレンドの変化などによってスタイリングにも大なり小なり変化がありますが、基本のスタイリングポイントを踏まえておくことが大切です。
◆COLLAR(衿)◆ 衿の形を選ぶときは、シャツ自体の衿だけではなく、ジャケットの衿を考慮することが重要なポイントです。ジャケットの衿はカラー(上衿)とラペル(下衿)からなり、上下衿のつなぎ目をゴージといいます。このゴージラインとシャツの衿の角度が『平行』になるのがベストで、またジャケット衿のコージラインがシャツの衿の中央くらいに位置するのが最もバランスが良く見えるポイントです。
①基本的なコージ位置ジャケットと相性が良いシャツ衿 →ワイドスプレッドカラー(衿の長さ【衿の付け根から衿先まで】が7cmが基本)
②ハイコージジャケットと相性が良いシャツ衿 →ワイドカラーやセミワイドカラーなど(衿の開きが広く、衿の長さが7cmより短いもの)
③ローコージジャケットと相性が良いシャツ衿 →レギュラーカラーやロングポイント(衿の開きが狭く、衿の長さが9~10cm程度)
また、下記のバランスにも配慮するとより良いスタイリングが完成します。 ●ジャケットのラペル(下衿)幅が広い = シャツ衿は大きめ ●ジャケットのラペル(下衿)幅が狭い = シャツ衿は小さめ
シャツの衿ひとつでも、その人のスーツやシャツの知識量やスタイリングセンスが表れてしまいがち。当店では、お客様のご希望や好みのスタイル、スーツやシャツに関する何気ない疑問や不安な点など、会話を楽しみながらお話伺います。ご相談やご自身の体型の採寸だけでも、気兼ねなくご来店ください。